Breakfast at Tiffany's (1961) ティファニーで朝食を

Directed by Blake Edwards


  さて今回御紹介する映画はティファニーで朝食を。です。

言わずと知れたオードリーヘップバーン主演、1961年の作品でトルーマン・カポーティの原作を映画化した

ニューヨークで繰り広げられる物語。

音楽はアメリカはオハイオ出身のヘンリーマンシーニです。

ヘンリーマンシーニはこの映画を聴こうのコーナーで以前紹介したことあるんですが、

それは、(ひまわり)。そちらもどうぞ。

この映画の主題曲は言わずと知れたムーンリバー

 さて物語りはニューヨークに住む変わり者、オードリー演じるホリーが主人公。

彼女はちょおおおお金持ちと結婚することを夢見ていますが、中々現実は厳しい。

ある時同じアパートの上に、作家の卵のポールが引っ越して来ます。

二人は徐々に 惹かれあって行くように見えるのですが、何せお金持ちと結婚したいホリー、

中々彼女の心の壁は崩れず、・・・。

 さて音楽ですが、なんと言ってもちょー有名となった歌、moon river ですが、

ホリーがアパートのバルコニーでギターを弾きながら歌われるのがこのナンバー。

実は、この曲ってボツになる予定だったらしいですよ! これはびっくりですが、

実はね、微妙にこの歌が歌われるシーンって歌詞も含めてちょっと唐突というか合っているような合っていないような、

微妙だったりするのね。 思いっきり昼に歌われるし。

でもオードリーがとても気に入り、どうしてもこの曲にしたいと、決まったららしいですよ。

ただ、この曲のメロディやモチーフは全編に渡って色んなところに登場するんだけど、

とにかく美しいオードリーにこの美しい旋律がぴったりで、

なんて言ったらいいのか わかんないんだけど、美しい。

彼女の美しさにその旋律は負けていないのね。 それが何と言ってもポイント。

そりゃ美しい人に合わせて曲を作ったら美しい旋律ができるって!(泉苦笑)

僕も美しい旋律を心掛けていますが、大した創造力でしょ!?

ところでこの歌はオードリーの狭い音域でも歌えるようにとヘンリーマンシーニが彼女に合わせて作ったと言われていますが、

そんな彼女の狭い音域に感謝ですね。 レンジの狭い人でも歌える美しい歌が残ったのですから。

とはいえ、シンプルゆえに歌いこなすのは当然難しいとも思いますが、

ちなみにオードリーの歌は下手です!でも美しい。

ギターを弾き語っているシーンですが、ぎたーは音と全然ずれてるし!

でもいいのです!美しいのです!!

そうきっとすべてが美しくないからこそ美しいのでしょうね。

あなたも是非この映画を聴いてみてはいかがでしょうか。