Face/Off (1997)

Directed by John Woo

 さて今回御紹介するのは1997年のジョンウー監督の作品です。

ジョンウーは中国出身で最近だとミッションインポッシブルの監督としても有名ですが。

主演はジョントラボルタ演じるFBI捜査官アーチャーとニコラスケージ演じるテロリストのボス、トロイ。

実はこの映画、音楽の使われ方がとっても印象的なあるシーンがあって、

どーしても映画を聴こうで紹介したかったのですが、僕が記憶していたのは

そのシーンの事だけで、タイトルが思い出せなかったのです。

このコーナーが始まって以来、色んな人にそのシーンを説明して聞いてみたんだけど

判明しなかったのでした。

しかしながら、そのシーンの音楽の使われ方が印象に残っている人は何人かいたのでした。

 って事でこういう風に説明してたのね。

何かのアクションムーヴィーなんだけど、ギャングか何かのアジトで激しい銃撃戦になって、

そんでもって、そのギャングには子供がいて、子供も銃撃戦に巻き込まれちゃうんだけど

その子が恐くないようにヘッドフォンをかぶせて好きな歌でも聞いてなさいってお母さんが言うんだけど、

そこで流れるのがなんだったか綺麗なクラッシックの曲で、

その子供が聞いてる緩やかな音楽をバックに、どたばたギャングが激しい銃撃戦に倒れ、

そのスローな音楽とギャップのあるその恐ろしいシーンに、その子供の見た視点が

恐ろしく鮮明に描かれてるシーンがある映画。

って感じ。

 こんな説明をしていたのですが、先日僕の友達の友達に、とっても恐ろしく記憶力のいい

映画フリークがいるとのことで、聞いてみてもらったところ、

ついに判明したのがこの映画で、ちなみにそのバックに流れていたのはOver The Rainbow とのこと。

あれま、クラッシックじゃなかったね。僕の記憶はいい加減で。

しかしながら今回この映画を改めて見ながら僕がなぜ間違えて記憶していたのか分かったように思いました。

というのも、その印象的なシーンは先に説明しましたが、

この映画の音楽で、もう一つの重要な音楽のポイントがある事に気づいたからです。

それは、ポイントポイントで登場するクラッシック音楽でした。

ヘンデルのメサイヤ、モーツァルトの魔笛、ショパンの雨だれの前奏曲。

ところどころに散在したそれらは、一聴穏やかではありますが、とても緊張感を強めている効果がある事に気づきました。

その緊張感が、激しい銃撃戦のシーンへとつながり、あの圧倒的な効果を生み出してるように思ったのでした。

そんなこんなで、僕は何かのクラッシックと記憶してしまったように思ったのでした。

そしてそのシーンで流れていたのはオリヴィアニュートンジョンのover the rainbow。

確かにクラシカルなアレンジではありますが、多数のアーティストがカヴァーしているこの歌ですが、

このヴァージョンを起用したのもそんな意図あってでしょう。

ちなみにオリヴィアニュートンジョンはあの「オリヴィアを聴きながら」のオリヴィアです。

ちなみに子供に好きな歌でも聴いてなさいと、ヘッドフォンをつけた訳ですが、

思い出されたのは、まさに子供の好きな「オズの魔法使」って事もあってでしょうね。

恐るべしジョンウー。

作品自体の内容触れませんでしたが、最初この映画、ジョンウーは監督断ったそうです。

というのも、ただのアクション映画でなく、もっと人の深層心理や人間らしさも描きたかった彼ですが、

最初の脚本段階ではそこが薄かったそうです。見事に映像になってると思いますよ。(←ちと偉そうか)

 という事で、「オズの魔法使」とは全く聞こえ方の違うover the rainbow

オリヴィアニュートンジョンのヴァージョンで聴いて頂きました。

ちなみにサントラにはこれ入ってません。モーツァルトもヘンデルもショパンも入ってなかったぞ。

ちとがっかり。

それはともかく、あなたもこの映画を是非聴いてみてはいかがですか?


p.s. このコーナー作品によって思い入れの差が文章に出てますね。あしからず。ま、その辺も参考に。