Fa yeung nin wa (2000) 花様年華 in the mood for love

Directed by Kar Wai Wong

  さて今回御紹介するのはウォンカーウァイ監督の2000年の作品です。

ウォンカーウァイと言えば『恋する惑星』や『ブエノスアイレス』等で有名ですが、

音楽はヴァイオリニストでもあるマイケルガラッソ。そして梅林茂の「夢二のテーマ」が効果的に使われています。

  さてさて主演はトニーレオンとマギーチャン。 

トニーレオン演じるチャウとマギーチャン演じるチャン婦人は同じアパートに住むお隣さん同士。

しかしながら、チャウの奥さんは夜勤が多く、すれ違いがち。 一方チャンも夫が海外出張が多く、すれ違いがち。

お隣さん同士で、良く会うようになる二人は自然とひかれあっていきます。

時代は1960年代の香港ですが、この映画を見ていると香港が思う以上にハイカラで、

特にチャン婦人の衣装がとっても素敵で、楽しめます。

そして、まだ当然返還前の香港ですから、欧州からの影響が、とても感じられます。

僕の香港人のお友達がいるんだけど、イギリスの影響が凄くあって完全に中国人って感じで無いのね。感覚が。

  それはともかく、それは音楽にも言えますね。この中で使われているのは中国の音楽はほとんど使われてないし

色んなものが混在しているのね。

その中で、今回御紹介するのは、その二人が互いにひかれあっていく時に流れるNat king cole

初めてのデートでレストランに行った時に流れているんだけど、

主人公の二人、そして香港、ウォンカーワイ独特のこいー色味の映像、そしてナットキングコール。

それもスペイン語で歌われているちょっと変わったトラックがチョイスされています。 これぞまさしく香港。

いろいろなものが混在したその雰囲気が何とも魅力的です。なんと言ってもナットキングコールの歌が素敵だし

(全部で3曲程使われてます)そのちょっとマニアックな音源探すのにちょっと苦労しましたが

最近よくそれ聴いて癒されてます。

それはそうとそんな香港ですが、友達曰く、中国でも無く、イギリスでも無く、 文化に実は根が無い。

なんて話をしていました。しかし活気のあった香港。 それは魅力的でもあり、

返還後、そのごった煮な感じが無くなって来たと言います。

それもちょっと残念ですけどね。

って事でaquellos ojos verdes nat king cole (アケロゾヴェルデ)を聴いていただきました。

あなたも是非この映画を聴いてみてはいかがでしょ。